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7ページ目 のび太ママ「そうですか。分かりました」ガチャ ドラえもん「誰から電話?」 のび太ママ「警察よ。パパが行方不明だって」 ドラえもん「のび太くんは?」 のび太ママ「のび太は家にいる。のび太が通報したんだって」 ドラえもん「自分で通報することにより容疑から逃げる気か?」 のび太ママ「わからないわ。とりあえず動かない方がいいわね」 ドラえもん「そうだね。」 プルルルル のび太ママ「はい、野比です」 のび太「ママ?僕だよのび太」 のび太ママ「のび太!?どうしてここが」 のび太「パパを食べたら何となく分かったんだ。パパの細胞が教えてくれた」 のび太ママ「そ、そんな」 のび太「今から行くね」ガチャ。プープー のび太ママ「くる!のび太がくる!」 ドラえもん「くそっ!逃げる?」 のび太ママ「えぇ!今すぐ!」 ドラえもん「いや、待てよ?あえてここにいよう!」 のび太ママ「え?」 ドラえもん「石ころぼうしを被っておけば大丈夫!」 のび太ママ「なるほど!あえてここにいることでのび太を撹乱できる!」 ドラえもん「早く被って!」 どんどんどん!! のび太「入るよー?」 次へ トップへ
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のび太「ドラえもん……あのね」 ドラえもん「君の言いたい事はわかる、把握した」 僕が話そうとしたことをドラえもんは即座に止めた。 長い仲だ、お互いの考えていることは大体分かる。 ドラえもん「ほら、ポケモンの世界に行きたいんだろう?」 ドラえもんはポケットから道具を取り出した。 いったい何だか良く分からなかったが別によかった。 のび太「流石だ、ドラえもん」 愛想の欠片も無い会話を終えた後、僕はいつのも空き地へと向かっていた。 皆も誘うと思ったのだ――― スネオ「で、ボク達がポケモンの世界に行くと?」 スネオは僕の話を聞いた途端にすぐに聞いた。 のび太「もちろんだよ、ドラえもんの道具で遊びに行くんだ」 今度はジャイアンが話しかけてきた。 ジャイアン「じゃあ俺も行かせて貰うぜ」 のび太「いいとも、人は多い方が良いし……後はしずかちゃんだ!」 ジャイアンのスネオに話を終えた後、僕はしずかちゃんの家に走っていった。 のび太「しずかちゃ~~ん!!」 静香「あら、悪いけど私これから習い事………」 玄関を開けながら叫んだけどしずかちゃんの一言で僕のテンションは崩壊した。 ………僕はとぼとぼと帰路に着いた。 (ん?……あんまりアイツは呼びたくないけど仕方ないな……出木杉を呼ぼう!) 今度は出木杉の家へと走り出した。 肺が爆発するかと思った。 ドラえもん「……これで全員?」 狭い部屋に男たちが集結する。 ……学校のマドンナは居なかった。 のび太「あぁ……それよりドラえもん、早く行こう!」 ドラえもん「ん、待って………そう、これ!」 ドラえもんは後ろの方から道具を取り出した。 これがポケモンの世界に行く鍵だ。 ドラえもんがカチカチと短く操作した後、僕たちは新しい世界に立っていた。 ……ポケモンの世界だ。 ドラえもん「あ、とりあえず皆冒険しに来たんだよね?それじゃあ…… この図鑑とランダムに選ばれたボールだよ」 ドラえもんはまたもポケットからボールとポケモン図鑑を取り出した。 僕たちは色様々なボールを受け取り、中身を見ようとした。 出木杉「ちょっと待って……自分の手持ちを見られるのは少し嫌だな……」 ジャイアン「俺は別に……」 スネオ「ジャイアンにはデリカシーが無い」 次の瞬間ジャイアンはスネオに馬乗りになっていた。 スネオとジャイアンを放置して僕らは話を進めた。 のび太「え~と……この世界のルールとしては、 誰かがチャンピオンになればゲーム終了なんでしょ?」 ドラえもん「その通り、……でも誰かがチャンピオンにならないと 帰れないんだ……」 出木杉「それなら僕が勝って見せるよ……」 くそぉ~出木杉め……こんな時こそ格好良いんだから……。 ドラえもん「じゃ、皆バラバラになって行くよ!」 ドラえもんの掛け声と共に僕らは始まりの地を後にした。 のび太「………で、このシンオウ地方には珍しいポケモンがいっぱい居る訳なのね」 僕は各地に居る人たちから情報収集していた。 ……正直恥ずかしい。 のび太(そうだ……まだポケモンを見てなかったな……) 僕は人気の無い所にまで来ていた。 此処に来ればどんな凶暴なポケモンでも特に被害は無いだろうな。 モンスターボールを空けた瞬間僕は腰が抜けることになる。 のび太「あわわわわわわ………何でこんなポケモンがボールに……!」 僕のボールから出てきたのは緑色の体、体に描くようにある黄色い線 長い尾と体、目は赤い……何処かで見たことがある龍のポケモンだ。 のび太「………これレックウザってポケモンだよね……… あっ!は、早く確認しなきゃ…!」 僕は慌てて図鑑を開けた。 しかしレックウザと入力し、検索しようと思ったところで気がついた。 のび太(確かレックウザはホウエン地方のポケモンだから…… このシンオウ図鑑にあるはずが……) またも僕は驚くことになった。 のび太「図鑑説明が有る…………つまりこれは全国図鑑……!」 僕はパニックに陥った。 目の前にはとぐろを巻いた巨大な龍。 手には有る筈も無い物を握っている。 のび太(落ち着け、僕……このレックウザが使えれば僕は…… ジャイアン達にも復讐できる!) 僕の心に黒い考えが浮かぶ。 のび太「レックウザ!ドラゴンクローだ!……ってあれ?」 レックウザは僕の言うことを聞かずに居眠りを始めた。 まさか……こいつは人から貰ったポケモンなのか? 僕は少しガッカリした。 まぁ晴れて僕は一人だけ伝説のポケモン(しかもレベルが半端無い)を 従えることに成功した。 でも使えない……… とりあえず使えないレックウザをボールに戻し今日は宿で眠ることにした。 ジャイアン「こ……これが俺のポケモン……」 俺のボールから出てきたのはカバだ、カバ。 ジャイアン「こんなマヌケそうなポケモンが俺のパートナー………」 正直ガッカリした。 もっと格好良くて強いポケモンだと思ったのに……… 俺はため息をつきながら宿に帰ることにした。 まだ昼だが何か疲れた。もう寝よう。 一方スネオは2人とは違い、先へ進んでいった。 スネオ「僕のパートナー、フカマル……とんでもないポケモン貰っちゃったなぁ……クフフフ」 自分でも分かるほど笑いが止まらない。 さっき除いていたがあのジャイアンはカバだカバ。 ボクのドラゴン……もといフカマルが負けるはずも無い。 そして何より…進化したらかの凶暴なガブリアスになる! スネオ「遂に僕にも運が来たぁぁあああああ!あのジャイアン共を叩きのめしてやるんだ!」 ボクは快調に飛ばし、コトブキシティまで進むことができた。 現在状況 のび太 レックウザLv90 ジャイアン ヒポポタスLv5 スネオ フカマルLv9 ドラえもん ? 出木杉 ? 注釈 主人公の圧倒的最強を目指したとの事 もちろんレックウザを操ることは現在は不可能… ドラえもん「……ペンギン……」 ボールから出てきたのは僕そっくりのポケモンだ。 図鑑で確認したところポッチャマというらしい。 ドラえもん「水タイプのポケモンか……水タイプの優遇っぷりは凄いからな……」 弱点2つ、抵抗4つと基本的に優れているタイプだ。 ドラえもん「まぁ…しばらくは安心出来るだろ」 僕は始まりの地を後にし、コトブキへと向かった。 出木杉「で……この筋肉野郎が僕のパートナー……」 僕のボールから出たポケモン、それは筋肉隆々のワンリキーだ。 知的な僕には似合わないが……まぁ良いだろう。 1つ目のジムは簡単にクリア出来そうだ。 大体ポケモンは道具でしか無い……ジム毎に有利な手持ちに変えればそれで済む 四天王戦でも言える事だ。 出木杉「せいぜい楽しみながら行きますかね?」 ぽつりと吐き、また歩き出した。 傍らには後に捨てられる事になるワンリキーが居た。 ジャイアン「カバだけど頑張るか……」 ようやく決心が着いた。 しかしもう正午を軽く過ぎた。 一日中寝ていたようだ。 ジャイアン(大体ドラえもんのボールが不公平なんじゃないか?…ったく) 実はその通りである。 現にのび太はレックウザを手にしているわけだから。 俺は皆との遅れを取り戻すために急いで街へと向かっていた。 スネオ「そんなに急いでどうするんだい?」 俺を引き止めたのは俺が良く知る人物、スネオだ。 ジャイアン「お前……何の用だ?」 スネオ「折角何でバトルでも…と思いましてね」 スネオはやけに気持ち悪い口調だ。 俺に勝つつもりで居るのか……? ジャイアン「良いだろう、お前をギッタギッタに叩きのめして俺の配下にしてやる」 スネオ「そんな役回りはもう面倒何だよ!行け!フカマル!」 スネオのボールからは見たことも無いポケモンが繰り出される。 ジャイアン「俺に口答えするつもりか!?殺してやる!行け!ヒポポタス!」 スネオ「ひゃーーーwwwやっぱりカバだぁwww」 スネオは腹を抱えて笑い出した。 くそ……絶対に殺してやる! ジャイアン「速攻で殺せ!噛み付くだ!」 スネオ「そんな力押しじゃあボクには勝てない、砂掛けで命中率を下げろ」 小賢しい攻撃だ……。 俺のヒポポタスはどんどん視界を奪われていく。 スネオ「攻撃当たらないんだねwwじゃ、サヨナラ」 スネオの命令の後にあのポケモンがヒポポタスに止めをさした。 ジャイアン「そんな……俺が負けるなんて……!」 俺はその場に立ち尽くしていた。 スネオ「いや~やっぱり馬鹿だったねジャイアンは~」 ボクは優々とコトブキシティを歩いている。 今は清々しい気持ちだ…何せあのジャイアンをボクの手でやっつけたのだから。 スネオ(まさかヒポポタスの特性も知らなかったとはね…… こっちは最大限に利用させて貰ったのに 良い金蔓が出来たかもな……クフフ アハハハハハハッハハハハハハハハ) 最後の方は声に出てしまった。 周りの人たちがボクを避ける様に歩いていく。 スネオ「何だい!ボクが未来のチャンピオンと言うのに……まぁいいかな」 ボクは次の街、そしてジムの在る場所、何とかシティとやらに進んでいた。 もう名前は覚えてられない。 のび太「言うこと聞けよこの蛇野郎!」 ………また居眠りを始めた………。 のび太「くそぉう!何で僕の言うことが聞けないんだ!…… もし聞いてくれたら僕が一番なのに!」 まったくその通りだ。 レベルさえ半端無いのに今前に居るポケモンはあくまでも伝説のポケモンだ。 一度暴れでもすれば街の一つや二つは軽く破壊出来る程の力の持ち主だと言うのに――― 僕はただひたすら惨めな思いをしていた。 コイツが言うことを聞いてくれないと何時まで経っても先へ進めないからだ…… はぁ……鬱だ。 現在状況 のび太 レックウザLv90 ジャイアン ヒポポタスLv9 スネオ フカマルLv10 ドラえもん ポッチャマLv8 出木杉 ワンリキーLv9 ジャイアン「糞…!スネオの野郎……!この俺様を負かすだと!?」 俺は一人立ち尽くしている。 悔しくて…悔しくて堪らない。 ジャイアン「絶対…!今度こそは勝ってやる!」 決意した途端声を掛けられた。 出木杉「うるさいんだよ、武君」 ジャイアン「…出木杉……!」 ジャイアン「今俺に突っかからない方が身のためだぜ…」 出木杉「スネオ君ごときに負けたくせにかい?」 ジャイアン「何だと…!?勝負だ!行け、ヒポポタス!」 頭に一気に血が上る。 後先考えないでの行動だった。 ジャイアン「また…負けた……」 俺は四つん這いになり挫折のポーズを取る。 出木杉「良い経験値にはなったよ、じゃあね」 出木杉はそう言い残すとコトブキへと歩いていった。 ジャイアン「次は…次こそはっ!」 俺は日が暮れそうな空に叫んだ。 のび太「もう嫌だ…死にたい…ハァ……」 2日間もこんな感じだ。 いい加減嫌気がさす。 のび太(でも偶に言うこと聞くからな……案外行けるのかも…) 確かにレックウザのレベルは高いし、能力値も高い。 序盤の敵にやられるはずもない。 少し自信が沸いて来た。 僕の予想通りだ。 時間は掛かるものの、 殆ど1発の攻撃で済んでしまう(その代わりレックウザの周りは焼け野原になるが) のび太(行ける…これならジャイアン達にも勝てる!) 僕がそう思った矢先、一番会いたかった人物が現れた。 ジャイアンだ。 ジャイアン「のび太か…のび太ならヘタレだし……勝てるな…」 ぼそぼそと呟くジャイアン。 何かあったんだろうか……いつもの元気が無い。 ジャイアン「やい、のび太!俺様と勝負だ!」 のび太(レックウザ使ったらジャイアンどうなるかな…… でも此処で使えばジャイアンに少なからず僕が強いということを示せる!) 実際僕がレックウザを使うとなるとジャイアンの口からドラえもんへ そしてボールは奪い取られる……そんなことはちっとも考えもしなかった。 のび太「良いよ」 ジャイアン「じゃあ行くぜ!行け!ヒポポタス!」 慣れた様に叫ぶジャイアン。 …練習でもしたんだろうか? のび太「怪我しても知らないよ?」 ジャイアン「何言ってやがる!早くポケモンを……」 ジャイアンは今にも沸騰しそうだ。 僕は慌ててベルトからボールを掴み取った。 のび太「行け、レックウザー」 拍子抜けな掛け声と共に現れたのは伝説のポケモン。 ジャイアンは腰を抜かしそうだった。 のび太「後は好きにやってくれ」 ジャイアンはもう真っ白に燃え尽きていた。 ……立ち直れるのかな…… ふと疑問が過ぎるが僕は先へと進みだした。 ジャイアン「もう…やだ……」 ドラえもん「ポッチャマ!泡攻撃だ!」 ポポポポと音がし、ポッチャマの口からは大量の泡が噴射される。 ドラえもん「よし!コイツは倒したぞ!」 僕は今砂浜で修行している。 ここなら人もあまり居ないしのび太君達と出会うことも無い。 もし出会ったらすぐにバトルを申し込まれるだろう…… 僕はポケモンバトル…特に対人戦は少し嫌いだった。 ドラえもん(ん?……雲行きが怪しいな…そろそろ帰ろうか) さっきまで良い天気だったのに急に空が黒くなる。 暗雲…って奴なのか…? ドラえもん「ポッチャマ、戻れ」 短く言い、ポッチャマをボールに戻す。 しかしその間にも天候はどんどんと狂っていく。 今度は雷まで鳴り始めた。 ドラえもん「早く帰ろう…」 早歩きで砂浜を離れようとした時だった。 急に海の波が僕に向かってきた。 ドラえもん「え、ちょ…うわぁぁあぁぁあ!!」 僕は海に飲み込まれた。 そこから意識は無い…………… 現在状況 のび太 レックウザLv90 ジャイアン ヒポポタスLv9 スネオ フカマルLv11 ドラえもん 行方不明 出木杉 ワンリキーLv12 次へ
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難易度表/むずかしい/ドラえもん音頭 4じゃなかったの? - 2011-01-23 14 18 13 そのドラえもん温度じゃない。 - 2011-01-23 14 18 37 1にしては無ズすぎー - 2011-01-23 14 18 56
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のび太「ドラえもん・・・こんなところに居たんだね・・会いたかったよ・・・ドラえもーん!」 あの日別れ、ずっと探していた友に会えたのび太の心は嬉しさが埋め尽くしている、 嬉しさのあまり、ドラえもんに抱きつこうとしたが・・・対するドラえもんは飛びつこうとするのび太を拒否するかのように殴り飛ばした のび太「いたたた・・・ど、どうしたんだよドラえもん!僕だよ、のび太だよ!」 ドラえもん「のび太・・?ドラえもん・・?私の記憶にはないな・・・」 のび太「な・・何を言ってるんだよ!君の名前はドラえもん・・僕はのび太だよ!?」 ドラえもん「私に名前など無い・・ただロケット団に忠誠を誓う者・・・そして貴様の名前など知らぬ、会うのも初めてだ・・」 この衝撃の言葉にのび太は絶句した、久しぶりの親友はのび太の名前どころか、自分自身の名前さえ覚えてないと言う 言葉を失ったのび太にこんどはドラえもんが話を切り出す ドラえもん「無駄話は終わりにしよう・・・早く貴様を始末せねば幹部様が気を悪くする」 のび太「な、何を・・・」 ドラえもん「行け・・・ペルシアン!」 のび太「くっ・・・頼むオコリザル」 襲い掛かるペルシアンをオコリザルが受け止めた ドラえもん「押しつぶせ!ペルシアン」 オコリザルとペルシアンはほぼ互角の押し合いを続けている のび太「そうだ!解ったぞ・・・ドラえもんも出来杉に操られてるんだ、ドラえもんが僕を忘れるわけない!そうに違いない!」 僅かに冷静さを取り戻したのび太はドラえもんが操られてると考え、ドラえもんを正気に戻す方法も考えた のび太「同じように操られたスネオはジャイアンに殴られて解放された・・・なら同じようにすれば!」 方法を考え付いたのび太は早速実行に移した のび太「まずは・・・影分身だ!」 ペルシアンとつば競り合い状態になっていたオコリザルは影分身でペルシアンの爪をかわし、ドラえもんに突っ込んだ のび太「ゴメンドラえもん・・・からてチョップだ!」 オコリザルのからてチョップはドラえもんの脳天を捕らえた、これで記憶を取り戻すはずだが・・・ ドラえもん「ぐぐっ・・・おのれえ!」 のび太「戻らない!?何で・・・」 必死ののび太の願いも虚しく、ドラえもんは鋭い目つきでのび太を睨みつけている・・ 一方、出来杉はエレベーターで最上階を目指していた 出来杉「ついにこの日が来たか・・・アレが手に入れば僕は・・・ふふふふ・・」 誰もいないエレベーターで一人、静かに笑っていた 間もなく最上階につき、サカキのいる部屋の扉を震える手で開けた 出来杉「お待たせしましたサカキ様、幹部です」 サカキ「来たか、入れ」 部屋の中央には、ニヤニヤと笑い顔のサカキが椅子に腰掛けていた サカキ「気になることがあるのだが・・・お前の代わりに侵入者と戦っているというのは誰だ?」 出来杉「ロケット団の戦闘兵器でございます」 サカキ「戦闘兵器?」 出来杉「この前アンズさんが捕らえてきた青狸型ロボットです、私が少し改造して我がロケット団の僕にしました」 サカキ「ああ・・・話には聞いている、だが裏切る危険性はないのか?」 出来杉「御心配なく、奴の記憶のメモリーを書き換えておきましたから、以前の記憶はありませんし戻ることもありません」 サカキ「そうか、ならば良い」 出来杉「ところでサカキ様・・・例の物は・・」 サカキ「ふふふふ・・・焦るな、ここにある」 すると懐からその「例の物」を取り出し出来杉に手渡した 出来杉「これが・・・マスターボール・・」 両手でボールを握り締め確認した サカキ「手に入れるのは苦労したぞ、此処の社長はなかなかの頑固者でな・・何度も拷問しやっと手に入れた・・・で、どうしてこれを欲しがる?」 出来杉「ふふふふ、貴方が知る必要はありませんよ・・・前ロケット団総帥さん・・・」 サカキ「出来杉・・貴様今何を言った?前ロケット団総帥?・・この意味を言うんだな」 そう言って腰のボールに手をかけようとするサカキを出来杉が静止させた 出来杉「おっと、動いちゃいけませんよ・・・動くと僕のサンダースのミサイル針が貴方を貫きますよ?」 いつの間にか出来杉の足元には毛を逆立てたサンダースが現れていた サカキ「ふふふ・・・これは何のまねだ?」 出来杉「何のまねと聞かれましても困りますね、初めからこうするつもりだったんですから」 サカキ「・・・目的を聞こう」 出来杉「何も難しいことはないですよ、今日から僕がロケット団を統一する・・・それだけです」 サカキ「なるほど、私を殺してロケット団を乗っ取るつもりか・・・」 出来杉「ご名答、この組織は僕が新しく立て直す、貴方はこのマスターボールを手に入れるために僕の手で踊らされていたんですよ」 サカキ「何故そのボールにこだわる?どうしても欲しいポケモンでもいるのか?」 出来杉「貴方が知る必要はないと言ったはずだ・・・それよりも貴方は僕にロケット団のボスの坐を譲ると言いなさい」 サカキ「私の後継者か・・・いつかは現れるだろうな・・だが」 口調をどんどん強くしていきながら話を進める サカキ「それにはまだ早い!」 出来杉「それは殺してくださいと言っているのと同じですよ?命が惜しくないんですか」 問いかけられたがサカキはふふっと笑うだけだ 出来杉「なら試してみましょうか?サンダース、ミサイル・・・グワッ!!」 突如出来杉の背中に激痛が走り、痛みに耐えられなくなった出来杉はその場に倒れこんだ 自由の効かなくなった体では後ろを見れず、視線だけで後ろを見た 出来杉「ペ・・ペルシアンだと?」 サカキ「残念だったな出来杉、あと少しだったのにな・・・」 哀れなものを見る目で倒れた出来杉を見下ろしている サカキ「このペルシアンは私のペット用のポケモンだ・・・普段からボールに入れていなかったのが幸いしたよ、この用に非常時でも動けるからな」 出来杉「くそ・・こんなところで・・・僕の計算が狂うだと・・?」 サカキ「さあどうする出来杉?一気に立場逆転だな」 出来杉「く・・サンダース、ミサイル針だ・・」 サンダースのミサイル針はサカキ目掛けて飛んでいったが・・・ サカキ「サイホーン!」 ボールから飛び出したサイホーンがサカキの盾になり、ミサイル針は堅いサイホーンの体に阻まれた サカキ「今ので最後か?なら楽にしてやろう」 出来杉「させるか・・・サンダース、交代を・・」 痛みに耐えながらヨロヨロと立ち上がり、ポケモンの交代をしようとしたが・・・ サカキ「無駄よ、角ドリルだ」 サイホーンが角を立てて出来杉に突っ込んできた 出来杉「間に合わない・・・くそ・・!」 とっさに目を瞑り、死を覚悟した だが痛みはない、恐る恐る目を開けるとサイホーンは出来杉のすぐ横の壁に大きな穴を開けていた サカキ「出来杉よ・・お前は賢い、ロケット団の有能な人物だ・・・だが」 目を鋭くし次を言う サカキ「賢くなりすぎると人は愚かな行動にでるものだ、もうお前は使えないな・・・代わりに・・最後に華々しい最後をくれてやろう」 出来杉「そんなもの・・お断りだ!・・・ぐわああ!!!」 サイホーンは出来杉に突進を食らわし、先ほど開けた大穴に出来杉を吹き飛ばした 当然・・・下には地面が広がっている、そして出来杉はそこ目掛け勢い良く落ちていくのだった 出来杉「馬鹿な・・・僕はこんなところで死ぬのか?・・あと一歩で・・・夢が叶ったの・・に・・・」 それを最後に、最上階から突き落とされた出来杉は頭から落ちて行った・・・ サカキ「ふふふ・・貴様の死を見るのは忍びない、死は見届けないでやろう・・・はっはっはっは!」 出来杉が落ちていった大穴を背にサカキは高々と笑いだした・・ その頃のび太達は・・・ のび太「オコリザル、乱れ引っかきだ!」 ドラえもん「ペルシアン!切り裂くで押し返せ!」 オコリザルはペルシアンの切り裂くに吹っ飛ばされる ドラえもん「空からも攻めよう、オニドリル!ドリル嘴だ!」 空から勢い良く突っ込むオニドリルはオコリザルをドリル嘴で仕留めた のび太「くっ・・ライチュウ、オニドリルに10万ボルト!」 ドラえもん「隙だらけだ、ペルシアンやれ!」 空ばかり意識するライチュウをペルシアンが攻撃する のび太「ペルシアンからの攻撃にも気をつけるんだ!」 ドラえもん「ならこんどは空から攻めよう」 オニドリルがライチュウを襲う のび太「うっ・・これじゃどっちにも攻撃できない・・・どうすれば?」 そう考えたその時、のび太の後ろからリザードンが飛んでいきオニドリルと対峙した ジャイアン「手を貸すぞ・・のび太」 のび太「ジャイアン!破壊光線を受けた後なのに・・・」 ジャイアン「もう治った!それより行くぜ!」 ドラえもん「新手か!だが戦いの優勢は変わらない、そのまま空から攻め続けろ」 ジャイアン「じゃあ空を飛べないようにしてやるぜ!リザードン、天井に火炎放射だ!」 リザードンの放つ火炎放射は天井を燃やし、炎は天井いっぱいに広がった ジャイアン「これで空を飛べないだろう、戦法が崩れたな!」 ドラえもん「くそ・・面倒な・・・」 ジャイアン「よしオニドリルはリザードンに任せるぜ!ペルシアンには・・ゴーリキーだ!」 ドラえもん「ペルシアン、切り裂くだ!」 ジャイアン「この野郎・・・かまわず攻撃しろ!」 ペルシアンの攻撃を振りほどきながら攻撃するが思ったようなダメージは与えられない ジャイアン「パワー不足か・・進化でもさせておけば良かったかな・・・」 一方スネオ達 スネオ「ゴローン!メガトンパンチだ!」 アンズ「ベトベトン、とける!」 防御を上げたベトベトンにメガトンパンチはいつも以上の効果を発揮しない スネオ「くっ!進化すればこれくらいなんとかなるのに・・・!」 この言葉を聴きジャイアンとスネオが顔を合わせた ジャイアン「へっ・・・言わなくても解るな?」 スネオ「仕方ないな、通信だ!」 2人はポケモン図鑑を出し交換を始める アンズ「何をしている?戦いの最中だぞ」 スネオ「もう少しだ早く早く・・・来た!」 ジャイアン「来たぜ!スネオ、ゴローニャを借りるぜ!」 スネオ「OK!僕も借りるよジャイアン!」 双方とも、交換しあったポケモンでベトベトン、ペルシアンを撃破した ドラえもん「くそ!」 ジャイアン「よし!突破口を開いたぜ!スネオ、ゴローニャ返すぜ、お前のポケモンにしちゃ中々だったぞ!」 スネオ「ありがとう、ジャイアンの筋肉パンツも強かったよ」 うっかり口を滑らせたスネオにジャイアン 筋肉パンツ(カイリキー)の怒りの鉄拳が飛んだのは言うまでも無い のび太 ギャラドス(レベル45)、ライチュウ(レベル43) 、オコリザル(レベル40)、スリーパー(レベル40)、カビゴン(レベル41)、メタモン(レベル39) ドラえもん ペルシアン(レベル53)、オニドリル(レベル49)残り不明 ジャイアン リザードン(レベル57)、ウツボット(レベル48)、カイリキー(レベル44)、サイドン(レベル42)、ガルーラ(レベル37) スネオ カメックス(レベル57)、ゴローニャ(レベル45)、キュウコン(レベル45)、モルフォン(レベル41)、ストライク(レベル41) しずか フシギバナ(レベル69)、プクリン(レベル55)、ピクシー(レベル54) 、ドードリオ(レベル53)、ナッシー(レベル52) 出来杉 死亡?
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前へ 翌日。 自然公園入り口に、大小二つの人影と、その上を飛び回る モジャモジャしたものがあった。 ジャイアンとスネ夫と棲み家を追われたアンノーン達である。 ジャイアン「遅いっ!! あいつら何してやがる………。 スネ夫!お前、なんとかしろ!!!」 スネ夫「そんなあ……」 ジャイアンが怒号をあげる。 無理もない。二人は既に、約束の時間から二時間も待たされていたのだ。 元々気が短いジャイアンにこれだけ待たせるのはやはり酷だったろう。 しきりに、スネ夫にやつあたりをかましている。 ジャイアン「もう我慢出来ん! スネ夫!殴らせろ!」 ムシャクシャするという理由で放たれた、ジャイアンの鉄拳がスネ夫の顔面に 直撃しようとした瞬間、聞き覚えのある声がした。 のび太「ジャイアーン、スネ夫ー、遅れてごめーん!」 ナイスだ。スネ夫はそう思った。 怒りの矛先は奴に向けられるだろう。 そして、案の定そうなった。 ジャイアン「のぉび太くぅん、なぜ遅れたのかな?」 ジャイアンが拳をパキパキしながら言う。 しかし、のび太の代わりにドラえもんが答えた。 ドラえもん「ごめん、僕が寝坊しちゃって。 のび太君は悪くないよ。」 スネ夫「ドラえもんが? のび太の間違いじゃないの?」 すかさず、スネ夫がちゃちゃを入れる。 ジャイアンも、意外なことに驚き、怒りも萎えてしまったようだ。 ドラえもんは遅れについて詫びた後、スネ夫に聞いた。 ドラえもん「ねえ、スネ夫君。 あの空にうごめいているのは何?」 ドラえもんがそう言い空を見上げるとジャイアンもつられたように上を向いた。 ジャイアン「うわっ、何だあれは!?」 ジャイアンが驚く。 スネ夫「ああ、あれ? アンノーンの大群さ。」 スネ夫が手を叩くとそれに応じたかのように、アンノーン達が上空から降りてきた。 それらは文字列を作る。 ドラえもん「な、なんだい?」 ドラえもんはたじろぐが、スネ夫はすましている。 スネ夫「なになに………? ナンダ、コノアオダヌキハ? テキカ?、だって? 違うよ、これは仲間さ。」 ドラえもん「僕は狸じゃない!」 ドラえもんはアンノーン達につっかかる。 それをスネ夫がなだめた。 スネ夫「まあまあ。 で、頼みがあるんだけど。 実は………」 スネ夫はアンノーン達がここに居る経緯、アンノーン達の利用法、 それと彼らとの契約で少しの間四次元ポケットの中で 彼らを暮らさせてくれというものだった。 ドラえもん「成程。 確かに、アンノーン文字さえ覚えてしまえば、これほど便利な物はないな。 いいよ。」 意外とドラえもんはあっさりOKしてくれた。 アンノーン達がドラえもんのポケットの中に、雪崩の如く押し寄せる。 それは、唯一神主演の某映画を彷彿とさせた。 その後一行は、戦力の確認をした後、コガネへ向かった。 アカネ「…………」 アカネは焦っていた。 この一週間、何も進展せず、ただ時だけが過ぎてゆく。 ロケット団の守りは、想像以上に堅く、ジムのトレーナーでも苦戦を強いられる。 アカネはあくまでも、ジムリーダー。 トレーナーとしての、力量はあるが、このような持久戦の戦い方は分からない。 そこへ、 トレーナー「アカネさん! 突入班B、D両班とも突入に失敗しました! 待機していたA班C班は………」 アカネは心の中でため息をついたが、リーダーの自分の動揺はすぐに下に伝わる。 うまく誤魔化さねば。 アカネ「大丈夫や! それらもこっちには想定の範囲内。 気にすることないで! あっ、で、A班とC班は休ましとき。 お疲れさん。」 トレーナー「はい!」 トレーナーは安心した様子でアカネの元から離れてゆく。 いい加減、演技にも疲れた。 本当は策なんて何もないのに、民衆の皆は自分に信頼を置いてくれている。 それはうれしい反面、アカネにとって、大きな心の負担になっていた。 アカネ「はぁ………」 アカネが皆の居ないところで、またため息をついた時だった。 トレーナー「アカネさん、怪しい者が何か面会を求めて来ています!」 アカネ「怪しい者………?」 誰だか分からないが、逢ってみて損ではない筈。 アカネ「面白そうやな。 連れてき。」 アカネがそう言った時だった。 ドアから押し寄せる様に、何人かの見覚えのある人間がなだれ込んできた。 ジャイアン「ってててて……… あの野郎!後でギャフンと言わせてやる!」 どうやら手荒いもてなしを受けたらしい。 その中の大柄な少年がドアに向かって叫ぶ。 その様子を見て、アカネはそれらがこの前の生意気なガキということを思い出した。 アカネ「なんや、あんたらか。 …………何しに来たん?」 アカネの言葉にキツネ顔の少年が口を尖らせて憤慨の言葉を述べる。 スネ夫「何しに来たとはなんだい!! 僕らは援軍に来たんだぞ!」 スネ夫の言葉にアカネは意地悪く言う。 アカネ「援軍を頼んだ覚えはないんやけどな。 で、何が目的なん?」 ドラえもん「目的も何もあなたは協力したければ 実力をつけろと言ったじゃないですか!? 今日は、僕らの実力を見せに来たんです!」ドラえもんが言う。 アカネは肩をすくめた。 正直期待はしてないが、今はまさに、青狸の手も借りたい気持だ。 アカネ「ええで。 あんたらの実力見してみい!!!」 ジャイアン「望むところだぜ………」 ここで、ジャイアンが一歩前に出た。 アカネ「また、あんたか。 どんだけ成長したか試してやるわ! とりあえず、外でな。」 アカネはそう言うと、一行を外に誘いだした。 アカネ「いくで! いけっ!ミルタンク!」 そう言うとアカネはミルタンクを繰り出した。 ジャイアン「ミルタンクか………。 それなら、いけっ、カイリキー!!」 一方ジャイアンはカイリキーを繰り出した。 タイプではジャイアン有利だが、アカネは動じない。 アカネ「やっぱ、成長しとらへんな。 先週の二の舞いや!! ミルタンク!! 周りで回って砂ボコりをあげぇ!!」 ミルタンクはその辺を高速で回転し、激しい砂ボコりを発生させる。 それにより、周りの視界が奪われる。 アカネ『ここで、前はメタモンに変わる作戦をとったんやな。 それなら………』 アカネは小声でミルタンクに指示を出した。 ジャイアン『奴の作戦は砂ボコりで目をくらまし、 色々なトリックを仕掛けてくること………… なら、こっちは!』 やがて、砂ボコりが晴れてきた。 だが、ジャイアンの視界の先にはミルタンクがいない。 ジャイアン「あれ? ミルタンクは?」 ジャイアンが言った。 すると、 アカネ「気付いてないみたいやな。 アホが。また潰れろや!」 アカネが叫ぶ。 アカネ『奴は、ウチ本人に警戒しすぎで、自分の後ろのミルタンクに気付いてない。 こら、また勝ったわ。』 アカネは勝利を確信する。しかし、 ジャイアン「バーカ。 潰れるのはテメェだ。」 ジャイアンがそう言った瞬間、ジャイアンの足元から一本の角が現れ、 ミルタンクを投げ飛ばした。 アカネ「なっ………」 アカネは突然の事に驚いている。 ジャイアン「ミルタンクの奇襲なんてショボい策考えやがって。 簡単に対応できたぜ。」 ジャイアンが言う。 アカネ「いや、ウチが驚いてる事はそんなことやない!! なんで、ヘラクロスがあなをほるが使えるのかっていうことや!!」 ジャイアン「そんなことより、前を見た方がいいぜ。」 ジャイアンが指をさす。 なんと、ヘラクロスに軌道修正されたミルタンクは 自分に向かって転がってくるではないか。 しかし、距離が離れ過ぎである。 アカネ「アホか。 こんな距離なら簡単によけら………」 「ゴン!」 アカネは何かにぶつかった。 アカネ「なっ、なんや!?これは!?」 いつのまにか出来た、自分の周りの壁に驚き動揺するアカネ。 ジャイアン「ヤナギ師匠からもらったウリムーの氷の壁さ。 よく注意すれば分かるんだがな。 テメェ、砂ボコりで視界が奪われるのは俺だけじゃないってことだぜ。 ちなみに、ヘラクロスはウリムーの掘った穴にただ潜ってただけさ。 あなをほるなんて使えねえよ。」 ジャイアンが話している間も、ミルタンクはアカネに迫る。 アカネ「キャアアアアアアアアア!」 逃げ場を失ったアカネは、ただ叫ぶしかなかった。 しかし、誰もが「ぶつかる。」と思った瞬間、 ジャイアンのカイリキーがミルタンクを受け止めた。 アカネは突然の恐怖から解放され、ヘナヘナとへたりこむ。 それにジャイアンは勝ち誇ったように言った。 ジャイアン「俺の勝ちだな!」 スネ夫「やったね、ジャイアン!!」 ドラえもん「まさかジャイアンにあんな戦いができるなんて…………すごい!!」 のび太「よかったね、ジャイアン。」 アカネに勝利したジャイアンは皆からの祝福を受ける。 ジャイアン「皆の衆ありがとよ!! 次はスネ夫だ! 頑張れよ!」 スネ夫は、うん、と答えると、アカネの方へ歩み寄った。 スネ夫「次は僕が闘う番だよ。 座ってないで早く準備してよ。」 スネ夫が話しかけるが、返事がない。 スネ夫はまだ知らないが、この後かなりの苦戦を強いられることになる。 スネ夫「アカネさん?」 アカネ「………グスン。ひっぐ、ひっぐ。 うああああ~ん。」 え……?、とスネ夫が思う間もなく、アカネの大号泣が始まった。 ジャイアン「あ~あ、スネ夫泣かしちまったな。」 ジャイアンが人事のように言う。 実際、ジャイアンの中では人事なのだが。 スネ夫「ち、違うよ! アカネさんが勝手に………。 はっ!」 スネ夫は気付いた。 ジムのトレーナー、そしてドラえもん達が自分を白い目で見ている。 スネ夫の苦難の道が始まった。 約二時間後、一行は35番道路に立てられたテントの中にいた。 全員が、アカネに勝ってはいないとはいえ、アカネが闘える状態ではなかったから、 ほぼ無理矢理といった形で一行はコガネの戦線に加わることができた訳だ。 アカネ「あ~すっきりした! やっぱ人間泣くことは必要やな。」 さっきまで泣いていたアカネはケロッとしている。 スネ夫の必死の説得によるものだろう。 アカネのケロリとした言葉をスルーし、ジャイアンが言う。 ジャイアン「よし、これで俺達もロケット団のイベントに 参加出来るようになった訳だな。 よし、一丁俺様がギタギタにしてくるか。」 何を血迷ったかジャイアンはそのままテントの外へ出ていこうとした。 それを慌ててドラえもん達が引き止める。 ドラえもん「何を考えてるんだ! 前にも言ったけど相手はゲームと違ってかなりの多数なんだぞ! どんなに強くても、やられちゃうよ!」 ドラえもんが凄い剣幕で止めるが、ジャイアンは独自の理論を展開する。 ジャイアン「やってみなきゃ分かんねえよ。 どっちみち、奴らの圧倒的な数じゃ成す術ねえじゃねえか。 なら、直接殴りこんで戦力を少しでも削るしかねえじゃねえか。」 ドラえもん「なんて無茶な」 ドラえもんが呆れる。しかし、ここでこの雰囲気を看破するかのごとく、 スネ夫が口を開いた。 スネ夫「あのね。 ぼくのポケモンなら、殴り込むんじゃないけど、奴らの人数を大量に削る事は出来るよ。」 ドラえもん「なんだって!?」 スネ夫の意外な言葉に全員が驚く。 のび太「どうするの?」 のび太が聞く。 スネ夫「まあまあ。 とりあえず、これにも準備が必要なんだけどね。 まず、ドラえもん。 ポケットからアンノーン出して。」 アカネ「アンノーンやて!?」 スネ夫の言葉にアカネが驚く。 無理もない。この世界ではアンノーンはまだ未解明の存在。 伝説みたいなものだ。 ドラえもん「スネ夫君。わかったよ。」 アカネの驚きはまだ続いた。 なんと、あの青い狸の腹の袋から今まで神話や、絵本でしか見たことのない ポケモンが飛び出してきたからだ。 しかも大量に。 目の前の光景が信じられないアカネをよそに、 スネ夫は普通にアンノーン達に指示を出す。 スネ夫「あのさ、頼みがあるんだけど。 コガネにいるロケット団員の数を調べてきて。 あと、蛇口の数も。」 スネ夫がそう言うと、アカネの驚きを尻目に、アンノーン達は一斉に空に散っていった。 スネ夫「アカネさん。アカネさん?」 アカネ「ん?あ、いや、何?」 スネ夫の言葉でアカネは我に帰った。 しかたのないことだろう。 余りにも変な物を見すぎてアカネは少し頭が痛かった。 スネ夫「物資を準備してくれない? 必要な物はピーピーエイダーといいきずぐすり。 それぞれ十個ね。」 アカネ「ええけど。 殴り込みはせんのと違う?」 アカネが首をかしげ、訊く。 確かにスネ夫が要求するアイテムは戦闘に関連するものばかり。 前言と矛盾が生じている。 しかし、それを無視してスネ夫は今度はドラえもん達に頼み事をする。 スネ夫「ドラえもん、のび太、ジャイアン。 君達は戦闘の準備をしてエンジュに向かってくれ。 それと、ドラえもん、てきおうとうを貸して。」 スネ夫の意味不明な策に、流石のドラえもんも頭をひねる。 ドラえもん「貸すのはいいけど、君の作戦の意図が全然分からない。 先にそれを説明してくれないかい?」 それを聞いたスネ夫はあたかもうっとうしそうに、頭を掻き言う。 スネ夫「説明は後でするから、早く行ってくれ! 時間がもったいない! 早くてきおうとうを渡してくれ。」 それを見てドラえもんは、仕方ないなあと、てきおうとうを出した。 それをスネ夫は受取り、もう用はないとばかりに去っていった。 ジャイアンは腹を立てたが、ドラえもんがうまく鎮め、 ドラえもん達はエンジュに逆戻りをすることになった。 次へ
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221 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 投稿日: 2007/06/24(日) 21 57 10.76 ID O7t2ezgTO ナチスの介入、そしてカーズ ジョセフ達にカーズ達に居場所がバレていることを申告した。どうせ見つかるのならやれというジョセフの鶴の一声で、こちらからカーズ達が潜むスイスまで遠征することにした。リングを取った意味が無い そのスイスで自爆したはずのシュトロハイムと再開する。サイボーグとして生き返ったらしいが、正直生き返ら無くても良かった気がする。 223 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 投稿日: 2007/06/24(日) 22 00 05.47 ID O7t2ezgTO ナチスに与えられた部屋で休んでいると、マシンガンのような轟音が下の部屋から聞こえてきた! 外を見ると機械化したシュトロハイムとカーズが戦っている 血が、まるでかき氷にかけられたいちごシロップのように雪を染めた カーズは最初劣勢だったものの、大方の予想通り反撃をし始まった。ドラえもんはその光景をソーダを飲みながら眺めることにした。 ドラえもん「ま、そう簡単にはいかないよなぁ…カーズ」 ジョセフ「お前には渡さん、カーズッ!」 カーズ「赤石はッ!絶対に手に入れるッ!」 いつの間にか、白色の雪の上を滑る赤石を追いかける、ジョセフとカーズのかけっこが始まっていた ドラえもん「残念だがジョセフ、今回も無駄な汗ご苦労だッ! 『とりよせバック』ッ!!」 225 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 投稿日: 2007/06/24(日) 22 01 19.38 ID O7t2ezgTO シーザー「ジョジョがカーズと共に谷底にッ!」 リサリサ「えぇッ!?」 ロギンス「早く行くぞ!」 ジョジョを救うために四人は血相を変えて走り出した。そう、四人。ドラえもんは―動かない ドラえもん「フン、あのビチクソのためにこのドラが走るのは由々しき事態よ、 だ~が、殺されても困る。ここはどこでもドアだ!」 ドラえもんはドアを開いた。 シーザー「氷を繋いで命綱にするなんて、お前がよく思いつきそうなくだらねぇアイディアだぜ」 ジョセフ「そのくだらねぇアイディアに、お前も到達出来たじゃねえか」 そして、どうやら間一髪で赤石を守りきることが出来たようだ。 【決戦】へ
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ドラえもんバトルドーム合作Wiki 投稿しました。みなさんお疲れ様でした! 使用曲が決まりました! 素材(※0 11~)
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のびたとドラえもんは居間でポケモンのアニメを見ていた。 のび「いけ!ピカチュウ!そこそこ!」 ドラ「やれやれ!」 のび・ドラ「やったー!かったぁ!!」 のびたはポツリと呟いた 「あーあ…実際にポケモンがいたら楽しいだろうなぁ…」 ドラえもんはのびたの願いを叶えてやろうと思った 翌日、未来デパート ドラ「えーと…どこにあるのかなぁ…あぁ、あったあったこれだ [ポケモンマスターを目指す旅]」 店員「46838万円になりまーす」 ドラえもんはのびたに見せてやろうと大急ぎで現代ヘ戻った のびた「あーあ…暇だなぁ…目が冴えちゃって寝れないや」 「ガラ」 のびたの机の引き出しが開いた 「あぁドラえもんどこ行ってたの?」のびたは言った 「フッフッフ…のびたくんこれをみろ!」 ドラえもんは不敵に笑いながら先程買った品物を差し出した 「ポケモンマスターを目指す旅…?ドラえもん!覚えててくれたの!」 「うん!みんなを連れてきなよ!」ドラえもんは言った 「わーい!ありがとう!ドラえもん!」 30分後 「みんな集めた?」 ドラえもんはのびたに尋ねた 「これでみんな集まったよ」のびたは元気よく答えた 「この蓄音機に自分達の自己紹介をしてくださいだって」 ドラえもんはポケモンマスターを目指す旅の説明書を読み上げた 「俺様の名前はジャイアン!力自慢で歌が得意だ!」と巨漢の少年が言い放った (ただの乱暴者だろっ)とのびたは心の中でジャイアンを皮肉った 「僕はスネオ。お金と知恵は人一倍あるよ」と口の尖んがった少年が言った (ずる賢いマザコンがっ)とまたまたのびたは皮肉った 「私は源静香。取り柄はないけど可愛いものが好きだわ」と整った顔立ちの少女は言った (君は取り柄しかないじゃないかしずかちゃん…)とのびたはハァハァした 「僕はドラえもん22世紀から来たネコ型ロボットだよ」 (どっちかっていうとタヌキ…ww)とのびたは心の中で笑った 「あとは君だけだよのびた君!」ドラえもんが急かす 「僕はのびた特技は射的と昼寝くらいかな」 「情けない奴www」スネオとジャイアンは笑った (い…今に見てろよ馬鹿どもめっ!お前らなんか…)のびたは嘲笑した 「それじゃあみんな、いいかい?」 ドラが尋ねる 一同「オッケー!」 ドラえもん「それじゃあ、ポケモンの世界へレッツゴー!」 ジョウト地方-ワカバタウン- 「ここは一体どこだ??」 回りには森しかなく、所々に建物が点在している感じだ のびたは辺りを見回す 「アッー!」 スネオが何かに気付き、声を上げた 「ジョウト地方ワカバタウン…?ポケモン金銀の世界なのか!」 ドラえもんは言った 「金銀?ざけんなアホダヌキ!俺エメとフグリとダイパしかやったことしかないぞ!」 ジャイアンがドラえもんを揺さぶる 「しょ…しょうがないじゃないか…買うまではわからないんだもの…」 「まぁまぁ…落ち着いて…」 スネオはジャイアンをなだめた 「…………ドラちゃん…ポケモンは?」 さっきから疑問に思っていたしずかは言った 「アッー!」 こともあろうにこのタヌキ、ポケモンの事を忘れていた 「ポ…ポケモンがいないと何も出来ないじゃないか…うわー!!」 ビビッたスネオは逃げ出した。 「スネオ!まてこのやろう!!」 ジャイアンはスネオをおいかけた 「ふぇ…どうすんのさドラえもんー!!」 のびたは泣きついた 「とりあえずジャイアンが連れ戻すまでここで待とう」 ドラえもんは言った 20分後 「おーい!!」 「あ、ジャイアンとスネオだ!」 第一声をあげたのはのびただ 「ん…よくみて!なんかいるわ!」 しずかが何かに気付いた。 スネオとジャイアンは脇にチコリータとワニノコを連れていた 「おー!!いたいた!」 息をきらしているジャイアン 「そ…そんな事よりそのポケモンは?」 のびたが尋ねる 「これはウツギ博士にもらったんだよ!」 スネオが元気よく答える 「とにかくこの辺りは野性のポケモンが出るから危ない、研究所にいこう」 ジャイアンが冷静に判断した 一同はよくわからないままジャイアンとスネオに案内された ウツギ研究所 しずか「綺麗な研究所ね…」 研究所には意味不明な試験管や色々な機械が置かれていた ジャイアン「博士!連れてきました!」 「おーお、それが君達の友達か。ん?二人もいるのか…」 頭の少し禿げた白衣の男が言った ドラえもん「なんでぼくが人数に入ってない!!」 怒るドラえもん 禿げ「ポ…ポケモンが喋った!!」 ドラえもん「僕は猫型ロボットだ!ポケモンじゃない!」 スネオ「博士…彼には事情があるんで…」 ウツギ「そ…そうか…それより三人もいるとなると…ポケモンが足りないな」 ウツギが頭を抱える。そしてすぐに 「よし!決めた!あの二匹を渡そう!」 「よし、君達ちょっと来なさい」 手招きするウツギ しずかとのびたとドラえもんは別室ヘ連れていかれた ウツギ「君達…ポケモンは持ってないよね?」 しずか「はい」 「ここにモンスターボールが3つある。君達三人で選んでくれ」 ウツギはボールを指差しながら言った のびた「えっ…いいんですか…?」 ウツギ「当たり前さ。ポケモンを持たない子供のために用意したんだ とりあえず三匹を出してみなよ」 それぞれがボールを開いた しずか「私は…ヒノアラシだわ!」 しずかはヒノアラシを引き当てた しずか「たくましいわね!」 ドラえもん「僕はなにかなぁ…」 ボムッ ドラえもんはエイパムを引き当てた ドラえもん「エイパムかぁ…」 のびた「僕はなんだろう…」 ボムッ のびたはトゲピーを引き当てた のびた「かわいいなぁ!よろしくトゲピー!」 こうして三人の手持ちは決まった ウツギ「ちなみにそのトゲピーとエイパムはシンオウ地方で捕まえられたものなんだ もしかしたら新しい進化の可能性があるかもしれない」 のびた「僕たちラッキーだったみたいだね。ドラえもん」のびたは嬉しそうに言った 「あ、そうそう君達に頼みがあるんだ」 ウツギは言った ウツギ「これをポケモンじいさんとこに持って行ってほしいんだ」 ウツギはタマゴを持ち出して来た。 しずか「これはなんなんですか?」 しずかが不思議そうな顔で尋ねた ウツギ「つい最近見つかったポケモンのタマゴなんだけど、 ある研究でポケモン爺さんに引き取ってもらう予定なんだ」 「任せてください!!」 のびたが元気よく答えた 「おいおい、そんな安請け合いしていいのか?」 ドラえもんが耳打ちした 「ポケモンをもらった恩があるじゃないか」 のびたもコッソリ答える 「それもそうだね」 ドラえもんは納得した ウツギ「引き受けてくれるのかい?」 三人「勿論!」 ウツギ「ありがとう!じゃあ頼むよ!タマゴはデリケートだからね」 ジャイアンとスネオを呼んで来て事情を説明した ジャイアン「そういうことならお任せ下さい博士!」 元気よく答えるジャイアン ウツギ「じゃあこれを…」 ウツギは何か差し出した ウツギ「はい!ポケギアとタウンマップ!」しかもちゃんと五人分ある のびた「い…いいんですか?」 ウツギ「勿論だよ!でもタマゴはちゃんと届けるんだよ」 一同「わかりました!!」 -ワカバタウン郊外- 「いやぁいい人だったなぁ」 ジャイアンが言った 「そんな事よりジャイアン、そのワニノコはどうしたの?」 ワニノコを指差しながらのびたは言う 「さっきスネオを追いかけた時に野性ポケモンに襲われたんだけど その時にウツギ博士が俺達を助けてくれたんだ。 そんでその後ウツギ博士に貰ったってわけ」 ジャイアンが得意げに話す。 「僕はチコリータを貰ったよ」 とスネオが言った かくして五人のポケモンマスターを目指す旅が始まった! 「バサバサ…」 遠方より鳥の羽ばたく音が聞こえた 「なんだろう…?」 のびたが辺りを見回す 「クエー!!」 四匹のぽっぽと一匹のピジョンだ 「あいつら!さっき俺らを襲った奴らだ!」ジャイアンが叫ぶ 「クソォ!あいつら!今晩のおかずにしてやる!」スネオが悍ましい表情で言う 二人はいち早くワニノコとチコリータを繰り出した ドラえもん「僕らも応戦だ!」 のびしずドラも素早く繰り出す。 「…………」 「ふぅーゲームとは全然チガウナぁ」ジャイアンが汗を垂らしながら言う 「やっぱ楽しいね」スネオが答えた 「えいっ!えいっ!」のびたはまだポッポと闘っていた 「…」 一同は呆れた スネオ「おーいのびた早くしろ!!」 スネオが怒鳴る 「あわわ…みんなとっくに終わってる…どうしよう…仕方ないゆびをふるだ!」 トゲピーは指を振った! 「ドーン!!」 トゲピーが繰り出したのは破壊光線だった その破壊力に一同は少しのびたに恐怖を覚えた のびた「エヘヘ…」 -ヨシノシティ- 「やっとついたぁ!!」 ジャイアンの表情が綻ぶ 「ポケモンじいさんの家はヨシノシティの上のほうだね」 スネオが方角を指し示す ポケモンセンターで休養し、一同はポケモンじいさんの家へ向かう… -ヨシノシティ郊外- 「♪とぅるる~」 ポケギアを聴きながら上機嫌に鼻歌を歌い歩くドラえもん 「そんなに楽しいの?ドラちゃん」 しずかちゃんが質問する 「このラジオたのしいよ~♪ホラ!あれ?なんか変な音がでるな…?」 「なんか嫌な音ね…」耳を塞ぐしずか 「あ!」 ドラえもんが何かに気付く。 「なんなのドラえもん?」 のびたがドラえもんに返す 「説明書読むの忘れてた!」 「ハァ?」 みんなしてハモった ポケモン「それじゃあ説明書を読むね ~ポケモンマスターを目指す旅取扱説明書~ (1.このゲームは3~6人で遊ぶRPGです) (2.最初のポケモンは必然的にウツギ研究所で貰えます) (3.秘密道具は使えません) (4.ポケモンにダメージを受けても致死量には至りません) (5.この世界は金銀クリスタルがベースですがあなたの行動次第では設定が変わります) (6.蓄音機で録音する自己紹介で使用ポケモンが変わっていきます) (7.チャンピオンになるだけがポケモンマスターではありません) [それでは貴方の無事を祈ります]…だってさ」 「なんでこんな大切な物最初に読まなかったんだよ!!」 怒鳴るジャイアン 「しょ…しょうがないじゃないか…忘れてたんだもん」 怯えるドラえもん 陽は落ちはじめ、森は夜になろうとしていた… 「暗くなってきたなぁ…」 ドラが呟いた 「今日はここで野宿にしない?」 しずかが提案する 「そうだね。疲れたし…」 ドラえもんが賛成する。一同は野宿することにした -夜- 「そろそろ眠くなってきたし寝ようかな…ァッー!」 ジャイアンが楳図かずおの漫画ぶりの驚き顔をした 木の上からホーホーが見つめていた 「あれはホーホー…捕まえてやるぞ!」ドラえもんが構えた。 ボムッ エイパムがとびだした「ひっかくだ!そして…モンスターボール!!」 ブルっ…ブルッ…カチャキーン… おめでとう!ホーホーを捕まえた! 「やったー!」 薄汚いダミ声で鼻水たらしながらドラえもんは喜んだ。 (クソッ…タヌキなんかが1番最初に捕獲しただと?ふざけるなっ!) そう思っていたのはスネオだった 「それじゃあホーホーも捕まったし今日は寝るとしよう」 そういってドラえもんは焚火を消した -朝- 「ふぁあ…よく寝た…」 目を覚ましたのはのびただった 「あれ…?しずかちゃんとドラえもんがいない?」 いたのはよだれ垂らしてデベソ剥き出しの剛田と骨川だけだったしかも寝ている 「しずちゃんとドラえもんはどこだろう…」 「あ、のびたくん!」 森の中からドラえもんとしずかが出て来た 「みて、のびたさん!ほら!」 しずかはオタチを抱きかかえていた 「し、しずちゃんそれどうしたの…ッ?」 「可愛いから捕まえちゃったっ」しずかがサラっと答える しばらくしてスネオとジャイアンも起き、再びポケモンじいさんの家へ向かった 「とうとう着いたなぁ!」ジャイアンが叫ぶ 「それじゃあ入ろうか」ドラえもんが丸い手でドアを開けた 「すみませーん」 「はいはい、わたしはポケモンじいさん。あんたらがウツギさんの使いかい?」 50代半ばだろうか、家の中なのに何故か背広を羽織っている 「そうです!それではこれ!タマゴです!」ドラえもんが差し出す 「おお!ありがとう!後はオーキドをまつだけじゃな!」 それから程なくして 「ガチャ」 「おろ?なんか客がいっぱいおるのう?」 世界的なポケモンの権威、大木戸幸成博士だ「こんにちは!」一同が挨拶する 「ウツギさんとこのトレーナーさん達じゃよ」 ポケじいがオーキドに言う 「ほほう!みんなとてもいい顔をしておる!それに…」 オーキドが間を置いて言う 「ポケモンを大切にしておる!キミらにこれを渡そうかの…」 「ほいポケモン図鑑じゃ!」オーキドが五個の図鑑を差し出した 「いいんですか?」ドラえもんが聞く 「勿論じゃ!君らみたいなトレーナーに使ってほしい!」オーキドが笑顔で答える 五人はポケモン図鑑を手に入れた! 「して、オーキドくん。これがタマゴじゃよ」ポケじいがタマゴを差し出す 「ほほう!これは見事なタマゴじゃ!それではワシはおいとまするかの!」 慌ただしくオーキドは去っていった 「嵐のようなじいさんだったなぁ…」ジャイアンがマヌケ面で言う 「そうじゃ君達!これからキキョウのジムに挑戦してみては?」ポケ自慰が言う 「それもそうだね…じゃあみんな挑戦するとする?」ドラえもんがみんなに尋ねる 皆はうなずいた 「ポケモンは一緒に居ても楽しいが、やはりポケモンバトルは楽しいぞ! でもポケモンの気持ちは考えねばいかんぞ! ポケモンの気持ちを考えないトレーナーはゴミクズじゃからな!」 ポケモンじいさんが皆にアドバイスする しばらく話をした後、一行は家を出た 「なぁ…ここからは別行動にしないか?」ジャイアンが提案する 「それもそうだね。みんなで競った方が楽しいし。」スネオが賛成する 「それじゃあこれからは別行動だ!」ドラえもんが言う みんなは散り散りになり、各々の道を進んだ! これからポケモンマスターを目指す真の物語が始まる! CASE1-ジャイアン- ジャイアンはいち早くキキョウシティについた。 (とりあえずこのままのワニノコで挑んでも負けるな…どうするか) そんなときある看板が目についた [修業する人も遊びにくるならよっといで、マタツボミの塔] (修業…?おお…いまの俺にもってこいじゃねぇか!) ジャイアンはマタツボミの塔へ急いだ -マタツボミの塔- 「おーい!修業したいんだけど!」 ジャイアンは塔内に響き渡るような声で言った 「む?修業者かい?それなら受付で名前を記入してくれ!」 一人の坊主が言った 受け付けで記入を済まし、ジャイアンは塔荒らしにはげんだ 凶暴なジャイアンと凶暴なワニノコのコンビは相性バツグンだった -塔屋上- 「ハァハァ…君、ポケモンの腕は充分だがもうちょっと優しくしなさい…」 マタツボミの塔の長老は言った ジャイアンはすばやく塔を攻略していた 「忠告ありがとよ!だけど負け犬の遠吠えにしか聞こえねーぜ!」 ジャイアンは穴ぬけの紐を使った! 「よっしゃワニノコのレベルも上がったしジムに挑戦じゃあ!」 「たのもーーーー!!!」 大きな声がジムにこだました 「なんだなんだ?」 アシメントリーヘアーに袴を着た青年が出てきた 「あぁ…挑戦者ね…」この男こそがジムリーダーのハヤトである 「さぁ勝負しようぜ!」ジャイアンが急かす 「まぁまて。見たところワニノコ一匹か…それじゃあ1VS1だな」 ハヤトが闘技場へ案内する 「それではこれからハヤトVS剛田タケシの1VS1を始めます!」 審判の合図と共に二人の闘いが始まった! 「いけピジョン!」ハヤトが繰り出したのはピジョンだった 「いけ!ワニノコ!」ジャイアンもすかさず繰り出す 「ピジョン!どろかけ!」 「ワニノコ!みずでっぽうで掻き消せ!そしてピジョンの懐へ飛び込め!」 攻撃を阻害し、ワニノコはすばやくピジョンへかかった 「ワニノコ!ひっかきまくれ!」 「なに!たかがひっかくなのにこの破壊力は…!」 ハヤトがたじろく。 「ワニノコ!みずでっぽうでとどめだ!」 ブシャーッ! ハヤトはあっけなく負けた 「君の勝ちだ…このバッジを受け取れ…」ハヤトがバッジを渡す 「やりぃ!思いの外弱かったぜ!」 まったく礼儀のないジャイアンだった CASE2-スネオ- 「むぅぅ…」 スネオは悩んでいた。 何故なら飛行タイプ使いのハヤトにチコリータでは相性が悪いからだ (どうするか…ん…?)スネオにある看板が目についた [イワークあげるのでマタツボミください] (ポケモン交換…イワークは岩タイプ…飛行には有利…) スネオはイワークを譲り受ける事を決心した -31番道路- 「クソッ!なんで捕まらないんだ!」 スネオはなかなかマタツボミが捕まえられず、焦っていた 「何故あのアホダヌキや馬鹿女に捕まえられて俺に捕まえられない!?クソッ!」 そんな事言ってると聞き馴染みのある声が聞こえてきた 「あれーホーホー?どこいったー?」 (この胸糞悪いダミ声はドラえもんだなぁ…?) スネオの元へドラえもんのホーホーが舞い降りてきた (ん…まてよ?こいつを使えば………悪いなタヌキ。このホーホー借りるぜ) スネオの顔は醜く、汚く歪んだ 「ホーホー!マタツボミにさいみんじゅつ!」 スネオはドラえもんのホーホーの催眠術を利用してマタツボミをゲットした 「へへ…ありがとよ…ドラえもん…さて…」 スネオの顔はまたもや醜く汚く歪んだ。 「いけ、チコリータ、ホーホーに体当たりだぁ!ヒャハハ!」 スネオは散々いたぶった後、道端にホーホーを捨てといた 「それじゃあイワークとマタツボミ交換ね」交換の依頼主は言った。 「あぁ!よろしく頼むよ」スネオは機嫌よく答える 「チチチチチっポルルーン」 イワークがおくられてきた!イワークをかわいがってね! 「ありがとよ」依頼主は礼をいい、その場を去った 「さて、イワークも手に入れたしあとはハヤトをボコるだけだな」 スネオはジムヘ向かった 「なんだなんだまた子供か…」ハヤトは言った 「僕の前に誰かきたんですか?」スネオが尋ねる 「あぁ小肥りの少年だよ」 (ジャイアンか…!)スネオは察したそしてなんなくハヤトを蹴散らし、ジムをでる 「さてバッジも手に入れたし、次の街へ向かうか…」 スネオがポケモンセンターを出ようとしたそのとき 「あれは…」 スネオの視線の先にはジャイアンがいた スネオの顔は醜く汚く歪んだ CASE3-ドラえもん- ドラえもんはみんなと別れた近辺でレベルあげにいそしんでいた 「ふぅ…修業しつかれたね。」 ポケモン達はクタクタだった。エイパムが露骨に舌を出している 「それじゃあみんな手分けして食料探ししよう!集合場所はここね!」 ドラえもんとポケモンは散り散りになった -60分後- エイパムとドラえもんはとっくに戻って来ていた 「あれーホーホーどこいったー?」 返事はない 「ホーホー遅いなぁ…ちょっと探しに行こうか」エイパムと共に探し始めた -20分後- 「ホ、ホーホー!」 ホーホーは見つかったものの、ボロ雑巾のように道に転がっていた 「誰がこんなひどいことを…許せない!」 そんな時のびたが急ぎ足でゲートを通るのが見えた 「ま…まさか…のびたが…いや…そんなはずが…」 ドラえもんは動揺していた 「落ち着け…ドラえもん…のびたがそんな事するはずない… とりあえずポケギアのラジオを聴いて落ち着こう」 ♪♪♪~ 「はぁ~…この変な音波たまんないなぁ~…心地よい…」 ……この音波が自分の体を蝕んでいると、ドラえもんはまだ知らない… キキョウシティ 「とりあえずポケモンセンターへ!」 ドラえもんはボロボロになったホーホーを抱えてポケモンセンターに入っていった 「ふぅ…それじゃあジムに挑戦しようかな」 その瞬間 「ドガーーーン!!!」 いきなりのマタツボミの塔が崩れ落ちたのだ。 「あれは…!」 ドラえもんは見逃さなかった。マタツボミの塔からのびたが急いで出ていくのを 「の…のびた…!おまえが崩したのか…?おまえはそんな悪人だったのか…?」 ドラえもんはとりあえずジムに挑戦し、 催眠術を駆使してハヤトに圧倒的勝利をきめた 「ハヤト認定トレーナー…ジャイアンスネオのびたドラえもん…ジムには挑戦ずみ…」 ドラえもんは決めた。のびたの目を覚まさせると。そして報復をすると -CASE4-のび太 のびたは近くの湖で水浴びするしずかに見とれていた 「しずかちゃん…はぁはぁ…」 「誰!?」しずかが叫んだ (ばれた!)のびたはその鈍足で全速力で逃げた 「はあはあ…危なかったな…あれは…?」 視線の先にはスネオが歩いていた 「あいつに近づくとまずいな…あいつ変に勘がいいから…」 のびたは草影にかくれて、しばらくしてキキョウシティへ向かった しかしドラえもんがホーホーを見つけた瞬間にゲートに入ってしまったため、 のびたは犯人と勘違いされてしまった -キキョウシティ- 「とりあえずジムに挑戦だな」そう言って、のびたはジムに入った 「挑戦だな?よしこい」ハヤトは素早く闘技場へ案内した 「ではのびたとハヤトの1VS1はじめ!」審判が合図する 「ピジョン!風起こしだ!」 「トゲピー!ゆびをふる!」 トゲピーのきあいだめ! 「なにやってんだよトゲピー!」のびたは焦った 「フン!今までの奴らはもっと骨があったぞ!かぜおこし!」 「ああ、やばい…トゲピーの体力が…くそ!ゆびをふる!」 のびたは賭けにでた チュドーン! トゲピーはカミナリを繰り出した! 「あぁ…ピジョン…」 のびたは偶然出たカミナリで勝利を収めた [修業する人も遊びにくるならよっといで、マタツボミの塔] 「へぇぇ楽しそうだな…」 のびたはマタツボミの塔に行くことにした -マタツボミの塔内- 「それではこちらの用紙に名前をかいて下さい」受け付けが指示する 「えぇ~?」字を書くのが面倒なのびた なんだかんだで受け付けを済ました -20分後- 「何もないじゃないか!つまらない!帰る!」のびたは出ることにした 「どうせだからこのもろい柱に落書きをしておこう」 [のびた参上!] 「グラグラ…」 (なんか揺れが激しいな…)のびたは疑問に思った 「おーい崩れるぞー!」一人の坊主が言った 塔内はパニックとなった。のびたも流される様に外へ出た そしてその後すぐ チュドーン!!! 塔が崩れ落ちた 「はぁはぁ…なんだったんだ…」汗を垂らしながらのびたは言った 「おーい塔を崩した犯人はあの眼鏡だぞ!」一人の坊主がさけんだ 「え?」のびたはマヌケ面で顔をしかめた それもそのはず。のびたは塔を崩すような事はしていない だが、反射的にのびたは逃げた 「そいつを捕まえろー!」追っ手は手を緩めない (な…なんで僕が…?)鼻水を垂らしながら逃げるのびたはそう思った -CASE5-しずか しずかは近くの湖で水浴びをしていた。 「あんな冴えないガキ共となんか行動なんか最初から嫌だったのよ」 しずかは何かに気付いた 「誰!?」しずかは水をかけた 逃げられたものの、しずかには必死で走るのびたの後ろ姿が見えていた 「あのクソメガネ…たたじゃおかねぇ…」しずかは怒りにうち震えていた そしてしばらくレベルあげをしてからキキョウに向かった -キキョウシティ- 「のびた…どこだ…?」しずかは看板の前にいるのびたを見つけた 「!」すぐに仕留めようとしたが様子を見ることにした (どこへいく…)しずかはバレないようにのびたについていった -マタツボミの塔内- (こんな塔でなにをするつもりだ…?) そんなときこんな注意書きを見つけた [真ん中の小さい黒い柱を抜かないで下さい!危険です] しずかはひらめいた (この柱を抜いて塔を倒壊させ、奴に濡れ衣をきせてやる!) しずかは誰もいないことを確認し、行動に移った チュドーン!! マタツボミの塔は崩れた (ククク…作戦通り…)しずかは不敵に笑った 「一体だれがこんな事を!?」長老が泣きながら言っていた 「私…犯人しってます…」しずかは演技した 「何…本当か!?」長老が食いつく 「はい…眼鏡をかけた男の子でのびたって名前です…」 「おい!来訪者名簿をしらべろ!」長老は叫んだ 「確かに名前があります!のびたという名です」助手らしき坊主が答えた 「そういえば…彼様子がおかしかった…字を書くだけなのに露骨にしぶってたし… 何より、ポケモンを連れていたのに見学しかしてなかった!」 受け付け役が言った 「のびたか…そいつを今すぐ捕まえるんだ!」長老は指示した (作戦成功!)しずかは心の中でガッツポーズをとった 「それじゃわたしはこれで…」しずかは去った 「おー!君!ありがとう!そうだこの技マシンを受け取ってくれ!」 何も知らない長老は真犯人に礼を言った揚句、技マシンを渡した 「ありがとう…クッ」しずかは小さく笑った その後のジムもなんなく勝ち、しずかは次の街へ向かうことにした 現在の状況 ジャイアン(ワニノコLV17) スネオ(チコリータLV15イワークLV12) ドラえもん(エイパムLV15ホーホーLV17) のびた(トゲピーLV15) しずか(ヒノアラシLV13オタチLV18)
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ようやく家に到着するとのび太はただいまも言わずに階段をかけ上がって行く。ドタドタと響く足音が、彼の慌ただしさを表現していた。 「ドラえもーーん!!」 二階にある部屋のドアを持てる力の限りスライドさせ、のび太は目の前に居る青き身体に飛び付く。その奇妙な物体は好物のどら焼を食べていたようだ。食事の邪魔をされたのが不快だったのか、はてはのび太に触れられるのが嫌だったのか、あるいは両方か、青いヤツは温かくない目を彼に向けた。名をドラえもんという。狸のような外見だが、実は猫をモチーフにしているロボットだというのはあまりにも有名な話である。 野比のび太といえば重度を超えたトラブルメーカーだ。今度は何を持ち込んだのやら、ドラえもんは心底うんざりしていた。 「ドラえもん!ジャイアンに!」 「ジャイアンにポケモンバトルを仕掛けて負けた。今度戦う約束をしたから絶対に勝てる道具を出して…かい?」 「よくわかったね…」 「長い付き合いだからね。伊達に一年も同居してないよ。」 ドラえもんは22世紀の未来で生み出され、そしてのび太の居るこの時代にやってきた。目的はのび太を優秀な人物にする事、しかし彼はずっと変わらない…自分が来たのは逆効果だったのかもしれない…最近ドラえもんはそう思うようになっていた。 (のび太君の為にも、あれを使うしかないか…) ドラえもんは何も声に出さず、胸のポケットに手を入れた。思いの外あっさりと道具を出してくれる事が、のび太は純粋に嬉しかったようだ。足をバタつかせて道具の登場を待つ… 「異次元世界移動マシーン!!」 「わあ…」 ドラえもんがその名を言うと、ポケットから大きな板のような乗り物を取り出した。その形はあのタイムマシンに擬似していた。 「これを使うと、僕たちが居る世界とは違う世界に行けるんだ。もちろん、ゲームの世界にもね!」 「えっ!?じゃあ…その…ポケモンの世界にも行けるの?」 「うん!その為に出したんだ。」 この時、のび太はかつてない程興奮していた。ポケモンの世界…彼は何度かそれに憧れていた。本物のポケモンと会いたいと何度も思った。当然それは不可能な事だ…現実とは残酷なものである。しかし、ドラえもんにはその不可能を可能にする力がある。夢にまで見たポケモン世界へ行く時が来たのだ。 「ドラえもん!みんなも誘って良い!?」 「あっ、うん。」 「やったぁ!!」 子供とは無邪気なものだ。のび太はすっかり本来の目的を忘れていた。ゲームではなく、リアルでジャイアンを倒す!次にスネ夫だ!その後は憎き出木杉をじっくりと料理してやる!最後は静香と二人勝ちだ!のび太の強く意気込む。先ほどまでとは別人のように活気に満ち溢れていた。 数十分後、のび太の部屋には五人の少年少女と一匹の狸が集まった。のび太、ドラえもん、ジャイアン、スネ夫、静香、そして出木杉…本物のポケモン世界で冒険が出来る…彼らものび太と同じように興奮を隠せなかった。 一同はドラえもんが出した異次元世界移動マシーンに乗り込む。すると、まず出木杉が口を開いた。 「ポケモンの世界って、どこに行くんだい?」 「金銀!」 「やっぱり金銀だね。」 「二人がそういうなら私もそれで良いわ。」 「ええ~…僕はプラチナが良かったのに…」 「なんか言ったかのび太?」 「ん?僕なんか言ったけ?さあ行こう金銀の世界へ!」 ジャイアンに睨まれ、のび太はしぶしぶ了承した。意外にも行く先のポケモン世界はポケットモンスター金銀の世界、すなわちジョウト地方に決まった。何故金銀か?答えは簡単だ。彼らはそのゲームを噂でしか知らず、プレイした事が無いのだ。ルビー、サファイア、ダイアモンド、パール、プラチナと知っている世界に行くよりも、未知なる世界へ行きたい気持ちの方が大きかった。 「ルールはどうする?」 「先に殿堂入りした奴が勝ちで良いんじゃね?」 「それでいこう!」 ドラえもんはマシンのタッチパネルのような物を動かし、向かう世界を設定する。そして手元のレバーを引いた。 「行くよ!ポケモンの世界へGO!」 ドラえもんのテンションの高いかけ声と共に、マシンは発進する。まるで瞬間移動のように部屋から全員の姿が一瞬にして消えた… ページ3
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ある日のこと、いつものようにスネ夫の家でドラえもん・のび太・ジャイアン・スネ夫・しずか・出来杉が『ポケットモンスター』で遊んでいた・・・ スネ夫「『ポケモン』も飽きてきたねぇ。」 ジャイアン「そうだよな。やっぱりこれはフィクションだもんな。」 出来杉「じゃ、実際にポケモン世界に行って『リアル・ポケットモンスター』をやろうよ!」 しずか「出来杉さん、それどういうこと?」 出来杉「本物のポケモントレーナーとしてみんなでチャンピオンを競うんだよ」 のび太「面白そうだね。」 ドラえもん「確かに最近刺激が少ないからいいかもね。よし、まずルールを決めるよう!」 こうして、ルールが決められた。以下のとおりである・・・ 1、ポケモントレーナーとしてチャンピオンを目指すこと。どのポケモンを連れて行くかは以下の通りとする。 ポケ トレーナー コイキング のび太 ヒトカゲ ジャイアン ゼニガメ スネ夫 フシギダネ しずか コラッタ ドラえもん イーブイ 出来杉 2、出発地点はマサラタウンとする。 3、現代・未来の道具は一切使わないこと。純粋に知力・体力勝負とする。ドラえもんの4次元ポケットは没収。 4、100日以内に全バッチを集めてポケモンリーグに出場する(100日以内に集められなければ異次元の世界に消える) ドラえもん「まぁ、こんなところかな。」 出来杉「そうだね。また、問題があればルールを追加しよう。」 ジャイアン「なんだか燃えてきたぜ。」 ドラえもん「よーし、ポケモン世界へレッツゴー!」 みんな「オー!」 のび太一向はマサラタウンについた しずか「ここがマサラタウンね」 ジャイアン「うおー!やっとゲームが始まるぜ!」 ドラえもん「じゃあ皆にこれを渡しておくね」 スネオ「これポケモン図鑑じゃない!」 ドラえもん「せっかくだからバトルだけじゃなくてポケモン集めも楽しもうと思ってさ」 のび太「ますます面白くなってきたね」 出来杉「それじゃあ出発しよう!」 こうして皆相棒のポケモンを片手に出発した ジャイアン「うおーーー!ヒトカゲ!ひのこだ!」 虫取り少年「ああ!ぼくのむしポケモンが」 ジャイアンは炎タイプのヒトカゲを生かし虫狩りを行っていた ジャイアン「がははは!俺様は無敵だ!」 いつもの荒々しいやり方で虫取り少年を虐め金を巻き上げていたのだった スネオ「ふん粋がっていられるのも今の内だ!何故ならニビシティのジムリーダーは・・・」 スネオは影からジャイアンの様子を見ていたのだ スネオ「あの調子なら気にする必要はないな、よしニビを目指すか」 スネオはニビへ誰よりも早く到着したのだった 一方ジャイアンもトキワの森を抜けたのであった ジャイアン「イエーイ!ニビに一番のり!」 スネオ「いや、二番のりだよ」 ジャイアン「ス、スネオ?」 スネオはジャイアンを待ち伏せて居たのだった ジャイアン「スネオの癖に一番とは生意気だ!ぶん殴ってやる!」 スネオ「ちょ、ちょっと待ってよジャイアン、此処はポケモン世界なんだからポケモンバトルで勝負しようじゃない」 ジャイアン「望むところ!ギタギタにしてやる!」 スネオ(掛かった!) スネオはジムリーダー戦前にレベル上げをしようと待ち伏せていたのだった ジャイアン「いけヒトカゲ!あのマザコン野郎のポケモンを殺せ!」 スネオ「ゼニガメ!ゴリラ顔のジャイアンのポケモンを蹴散らせ!」 勝負が始まった ジャイアン「ぬう!水タイプは苦手だが・・ヒトカゲ!ひのこ!」 スネオ「馬鹿が!ひのこなど効くか!ゼニガメ!あわだ!」 ヒトカゲは一撃で倒されてしまった ジャイアン「ヒトカゲ!」 スネオ「ザマーミロ出べそゴリラ!この世界ではいじめっ子なんか怖くもないぜ!」 ジャイアン「何だと!」 スネオ「ははは、じゃーね、あ、そうだ一つ忠告」 スネオ「ニビのジムリーダーは岩使いだぜ、そのトカゲもどきで勝つつもりかい?」 ジャイアン「!!」 スネオ「今頃気付いたの?たはw低脳www」 そういい残すとスネオは去って行った ガキ大将ジャイアンが母ちゃん以外に初めて恐怖した瞬間だった そのころドラえもんはトキワの森に居た ドラえもん「ど、どうしよう・・・」 よりにもよってコラッタを手にしてしまったドラえもんはかなり困っていた ドラえもん(まずい、このままじゃ100日以内にバッチ全部なんて無理だ) しかたなくおそるおそるコラッタを出してみた コラッタ「きえーーーーーーー!」 ドラえもん「うわ!」 このコラッタかなり凶暴なようでドラえもんがねずみ嫌いを知っているのかのようにドラえもんに襲い掛かった ドラえもん「近づくな!野鼠め!うおおおおあqwせdrftgyふじこ!!!」 ドラえもんは半分故障しかけで逃げた ドラえもん「もう僕は現代に帰ろう」 そしてドラえもんは思い出した ドラえもん「しまった!」 現代とポケモン世界をつなぐ入り口は誰かがチャンピオンになるまで開かないようにしたのである つまり脱出は不可能、結局ドラえもんはコラッタと嫌でもチャンピオンにならなければいけないのである しずかはまだマサラ付近に居た しずか「うふふ、皆焦って行動しすぎよ私は自分のペースで行かせてもらうわ」 しずかレベル上げに専念していた、おかげでレベルはダントツ1位になっていた しずか「さて、そろそろ動こうかしら、フシギダネもフシギソウに進化したわ」 驚異的なスピードで進化させたしずかは不気味な笑みを伴い行動を開始した 出来杉はトキワの森に居た 出来杉「トランセル!たいあたりだ!」 キャタピーを倒した 出来杉「よし、よくやったトランセル」 出来杉はトキワにきてすぐにキャタピーを捕まえて育てていた、今ではトランセルにまで進化した 出来杉(イーブイでタケシを倒すのは無理だからね、ここは岩タイプに対抗できるポケモンを育てるのさ、僕って頭良いな~) 出来杉「まあどうせ皆僕にはかなわないけどねジャイアンとスネオは二人で馬鹿してるようだしドラえもんはねずみ嫌い、唯一僕にかないそうなのはしずかちゃんかな」 あえてのび太には触れないのであった・・・ 出来杉「おや?トランセルが進化したらしいぞ」 出来杉「よし、僕もニビを目指すか」 さて皆のヒーローのび太はと言うとまだマサラタウンに居たのだった のび太「・・僕はどうすれば良いんだ?」 コイキングを手にしたのび太はマサラから出たくても出られないのである のび太は何も知らずにはねているコイキングに怒りを覚え、地面に叩きつけてやろうかと思ったが実行することはできなかった はねることしか能のないコイキングと自分、どこか似たところがあり愛嬌が溢れてきたのだった のび太「よし僕は皆を、お前は他のポケモン達を、チャンピンになって見返してやろうぜ!」 のび太はコイキングとの友情を結び意を決し草むらに足を踏み入れたのだった その後ポッポにやられてコイキングを地面にたたきつけたのは内緒だ 現在の状況 のび太 コイキング(レベル5) ドラえもん コラッタ(レベル5) ジャイアン ヒトカゲ(レベル10) スネオ ゼニガメ(レベル9) しずか フシギソウ(レベル16) 出来杉 イーブイ(レベル9)、バタフリー(レベル10)